さまざまな開口部
建築の空間には開口部が設けられています。それは人間が出入りする以外にガラスの窓などが設けられています。
ガラスの窓があり、網入りのガラスがあり、その大きさや構成部材なども様々です。
デザインも様々です。こうした開口部は内部の空間と外部の空間を作りだす壁に設けられている場合もありますが、内部空間と内部空間を仕切る壁にも開口部が設けられています。
これも人間が部屋と部屋を移動するための扉がある開口部もありますし、さまざまな部屋同士をつなぐ開口部があります。そうした開口部に設けられるデザインの1つに欄間があります。
欄間というのは主に木材を使って作られた開口部にはめ込むような感じの部材です。これには色々の種類があって、日本の建築空間を豊かなものにしてくれています。これは日本の文化であって、私たち日本人が大切にする文化でもあります。
私たちは欄間を初め、木材伝統工芸などを時には見直すことが必要もきっとあるのでしょう。
欄間の製作過程
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木彫刻の北川彫刻 仏像・獅子頭・欄間(らんま)などの製造・販売
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日本人が忘れてはならないもの
物質的な建築も私たちが住む建築空間も日本の文化です。
私たち日本人の文化は木による文化とも言えて、伝統的な工芸品も木材を多用したものが多いですし、もちろん建築も昔は木材の在来工法の住宅でした。
昨今では技術が進歩して、新しい素材や工法が選択されて、その形も作られ方も様々です。
これは人間や私たち日本人にとっては良いものなのでしょうが、きっと日本の家屋のスタイルを大切にする心も忘れてはいけないのだと思います。
確かに現在ではハウスメーカーなどに建設を依頼しても簡単に作ってしまいます。それは現代的でそれも技術ですからもちろん素晴らしいものであります。
しかしきっともっと私たちが建築を大切にするのならば、欄間や鴨井、縁側、日本庭園、書院造、瓦屋根などそうした昔の建築の様式も現代に取り入れて、日本人らしい生活や文化を守って行くという姿勢や考え、そして行動が求められる時が来るのではないかと思います。
日本人ということを私たちはきっと忘れてはいけないのでしょう。
欄間がある日本建築
日本の文化も社会の変化や技術の変化によって家屋の形も技術も変化しています。
伝統的な家屋のスタイルとは今では姿を消してしまったとも言えます。
現在ではツーバイフォ-の住宅やパネル工法の住宅、軽量鉄骨による住宅などが盛んですが、やはり欄間というような木の文化の建築の彫刻性を大切に残していくべきだと思います。
欄間だけに限らないものですが、日本の建築文化にとってそれは遺産とも言えるべきものだと思うのです。
現在では建築は何とも現代化してしまって、伝統的な家屋は消えつつあります。
それは時代の変化で仕方がないことかも知れません。機能的にも構造耐力的にも木材では大規模な建物は建てられません。
欄間や在来工法の住宅が消えていくのも仕方ないことです。これは防火という面からも木材でない方が有利であるからです。
建築は文化です。建築みると、人間がどのように生きてきて、様々なスタイルで生活してきた痕跡がわかります。
こうした日本の建築も変わりつつありますが、きっと何らかの形でこうしたものは残っていくのだと思います。
私たちが大切にするもの
建築空間は私たちが快適に暮らすためのモノであって、機能的であると同時にデザインも重要な建築の要素です。
家にしてもビルにしても、学校にしてもその他の施設にしても単なる機能だけに止まらずに、格好よく、あるいはシンプルに訪れる者や住む者により心地よく見せるような技術があります。
それはデザインというものであって、機能性を求めながらもその機能の中にデザインを埋め込んでいく技術が大切にされてきました。
つまりきっと人間というのは機能による快適さだけでは満足できなくて、きっとプラスアルファな何かが必要だったのでしょう。
それがデザインだと思います。その典型的なものに欄間があります。
欄間はふすまなどの上部の開口部にはめ込まれる彫刻です。1つの建築部材ですが、独立した建築の彫刻であって日本の建築文化と言えます。
こうしたものは大工の手作りによるものであって、これは日本の技術であり文化であり、未来にきっと残していく日本の遺産なのだろうと思うのです。
日本の木の文化
日本の家屋は日本の特徴な気候風土によって木材によって作られてきました。ヨーロッパは木の文化ではなくて石の文化とも言えます。
それはヨーロッパの気候風土や技術が生んだ建築の技術です。こうした家づくりの技術は各国でそのスタイルがあって、独自の形態や技術の生んできた訳ですが、日本の場合には比較的加工がしやすい木材が選ばれてきました。
これは石よりもはるかに加工がしやすいために、さまざまなデザインの装飾が施されてきました。
その1つに欄間があります。日本の伝統工芸が多くの場合、木によるものであるから欄間というものも建築部材ではあるけれど1つの日本の文化と言えます。
欄間というのは簡単には、開口部にはめ込まれる彫刻といっても良いでしょう。これはさまざまなデザインがあり、色々な種類があって日本の建築空間を豊かにしてくれているものでもあります。
こうした日本の木の文化は、今後も大切にするものと言えるのではないでしょうか。