自分にあった保険を選ぶ
人生には様々な出来事があり、事故や病気などで医療費が必要になってしまうことや仕事ができなくなるなど、万が一に備えることはとても大切です。
そこでそのような時のために、保険をかけるという選択肢があります。
民間の生命保険や共済保険などがあり、それぞれのメリット、デメリットがありますが、その時のライフステージや必要とする保障内容など、自分に合ったものを選ぶことが大切になります。
生命保険は民間の保険会社が運営していて営利事業であるのに対して、共済保険は非営利事業になっているので、掛金がお手頃という特徴があります。
現在は民間の保険会社でも、インターネットの普及によって経費の削減が可能になり、保険料が安く設定されている保険が増えていますが、一般的には共済の掛金が良心的な金額であることが多いようです。
共済の場合、保険金を共済金、保険料を共済掛金、配当金を割戻金といい、保険会社における呼び方との違いがあります。
共済保険と民間の保険会社の保険の違い
私は社会人になってから、保険にとても興味がありました。
やはり万が一の時、病気やケガで仕事ができなくなってしまった場合、金銭的に困窮してしまうと考えたのです。まだ年齢が若く収入が少ない頃、当時住んでいた埼玉県で共済保険がありました。
掛金がお手頃で病気やケガなど様々なことで共済金がおりるという内容が、当時の私にピッタリでした。2000円程の掛金なので金銭的な負担が少なく有難いことです。
幸い何事のなく健康で仕事を続けていて、そのまま何年かその共済に加入していました。
その後、東京に引っ越しをして埼玉県の共済はやめることになりました。
美容師を続け、仕事が安定してきましたので、収入が多くなっていました。
その頃、知人に民間の保険会社の方がいて、いろいろな保険の情報を知るようになります。
年齢が若く、やりたいことがたくさんあった私は、少しでも貯金をしてそのお金で海外に旅行に行ったり、留学をするという夢がありました。
そこで保険に入って貯金もできるものに興味を持ちました。
そのようなものは共済保険にはなく、民間の保険会社になります。
そこで保険料は高めでも、貯金のように後でお金が返ってくる保険に入りました。その頃の私にはそのような内容のものが良かったのです。
そして30歳位までは、保険で貯めたお金でやりたいことを実現するということをしていました。
そして30代になる頃には、身体の変化がありました。
疲れやすくなったり体調を崩すなど、大きな病気ではないのですが、自分なりに気をつけなければと考えるようになります。
そして保険についても「保険料が高い貯蓄のできる保険ではなく、保障がしっかりしているものを」と変わっていきました。
そこで再び共済に加入することを考えました。
当時、民間の中にも「保険料が安く、しっかりとした保障がある」というものが出ていました。
そこで共済と民間の保険を組み合わせて加入することにしました。自分の年齢とリスクを考えて、必要と考えられる保障と掛金の金額を考慮してそれに合った保険にいくつか入りました。
年齢が高い方ほど掛け金が手頃な共済保険
何年かした後、ちょっとした不調があり入院をすることがありました。
2週間の入院だったので保険がおりることになりました。
その時に民間の保険は対応に時間がかかり、共済は早急に共済金を出してくれたのです。
それは民間は保険金を出すことに慎重になっているためと知りました。
保険を悪用するという事件を防ぐために、よく調査するということでしょうか。
その時は、共済の方が良心的だと感じました。
迅速に対応していただくことができたのです。
このような経験から、共済保険に対する信頼を深めることになります。
また身近な方が共済で金銭的に助けられたという話を聞くことがありました。
年齢が高くなるほど掛金がお手頃になるということもあり、現在はほとんど共済でカバーするようになりました。
また年に1回の割戻金がとても楽しみなのです。
私は自営でお店を経営していてボーナスがないのですが、この割戻金がボーナスの代わりになると考えています。
何万かの金額になるのでうれしいものです。
共済は様々な内容の保険がありますが、収入保障など内容によってはないものもあります。そのようなものは他でカバーしていますが、それ以外では共済に加入しています。そしてこれから先、年齢を重ねるにつれて、ますます身近で有難い存在になっていくと感じています。
どのような保険に加入するかは、その人の年齢や境遇、必要とする保障などによって違います。
その時の自分のライフステージで保険について考えることは、自分の人生を考えることにつながります。
国民共済などの共済保険は非営利ということもあり、堅実で良心的なものとして私達の人生に寄り添う有難い存在。今までの経験や知人のお話などから、そのように感じています。
これからの人生においてもお世話になり、また安心して明るく幸せな毎日を送るために、その時の自分にピッタリの内容のものを考えながら選択していくつもりです。